~海のシルクロード~ 小さな恋の物語 中巻

~海のシルクロード~

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わたしは祖母に尋ねます

ねぇおばあちゃん、なんでうちは仁志本っていうの?

祖母は一瞬手を休めました
そしてまた黙々と手入れをしていますからわたしも再び問いかけようとします
そんな頃合を見計らってか、祖母が口を開きました

へぇ今日は松茸もじこぼうもたんと採れたでなぁ、山ノ神もそろそろ行かないといけねぇつらと思ってたとこだで、遥かぶりだとは思うけんども来てくれてばあちゃんほんと助かったわぁ。もう歳だでぇめためた腰も立たなくなっていくだにしゃらごしたいわやー。降りたら夕の支度があるで代わりに入の江に行って、いくらか葱が活かっつらにやぁれ今年はどういうだだかムジナも降りてこないに出来があまり良くないもんで、いくらか別けて持っていってくりやに。

そう言い終えるとその場に腰を下ろし 話し始めました



慶応2年(1866年)
この幕末の動乱期に一人の青年がいました
名を才介といい、年の頃19でした
才介は何代も続く宮大工の家に長男として生まれ、幼少の頃より宮大工の腕を叩き込まれていました。
しかしながら寺社以外からの仕事は請け負わない他、古いしきたり等に嫌気がさしていた才介に転機が訪れたのはこの年の春のことでした。
父が流行り病によって急逝してしまったのです。

かくして棟梁になった才介は喪が明けるや否や
「もう一つの五稜郭」龍岡城の建築に携わります
これには古い職人並び家中の者より相当の批判がありましたが、逆に他の大工衆との技術交流に結びついたといいます。

そしてある時、欄間などの彫刻が然るお方の目に留まり上州の武家屋敷に招聘されることとなります。

上州は然る武家屋敷に招聘された才介は毎日が楽しくて楽しくて仕方ありません。
これまでと言えば決まりきった型の決まった「物」をただただ造っていただけでした。

それに引き換えここでは自分の好きなように創造できるのですから
才介がどれ程楽しかったかは想像に難しくありません。
得意の欄間を彫ってみたり飾り箪笥を造ってみたり

そうして暮らすうちに時は大政奉還を迎えていました。

そして明くる年の春
才介は病により床に伏せっていました
毎日のように高熱が続き、薬師が煎じた物も喉を通らず誰もが諦めかけていました。

しかし才介を必死に看病する一人の少女がいました

才介さま、この菊乃がきっと…                     続

続きが気になる…
PCの調子はどうですか?
下巻早く読みたいな(・-・*)

2006.10.03 11:18 URL | ぱどめ #- [ 編集 ]

フィルターにホコリが詰まってたから今日は掃除機で吸ってみます
あとは夏の引越しでメモリとかの刺さりが悪いとか?

祖母から聞いた話を標準語に訳すのが大変でなかなか進みません…w

2006.10.03 11:31 URL | あいす #aYDccP8M [ 編集 ]













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